FESTOOL ドミノDF500とは

今日は、自前の工具の中からおすすめの工具紹介します。
FESTOOLドミノDF500です。

何ができる工具かと言いますと、木材の接合です。
「な-んだ木材の接合しかできないの―!」
と思った方は、この機械の実力を甘く見てはいけません。

木材の接合、例えば椅子。

角材と角材をホゾ加工を施して組み上げています。
これ、結構熟練度と集中力を要します。自分一人で椅子が作れるようになれば、一応一通りの技術をマスタ-若しくは勉強できたと思っていいそうです。
確かに、そうだと思います。

ですが、この工具を使うと木材と木材をつなげたいところに簡単にホゾ加工と同じ加工をほんの数秒でやってのける優れものです。
では、どのようにして接合しているかと言いますと、機械で掘った楕円形の穴に,穴形状と同じ断面のチップを埋め込みそのチップが接合対象の木材双方に挿入され接合されるというものです。


もちろん穴とチップには木工用ボンドを塗布して万力で締め上げ乾燥させます。
穴加工を事前に施しておけば複雑な構造物もレゴブロックの様に組み立てが可能です。

次に、角材や端材を集めて板を作るときも威力を発揮します。
板接ぎして板を作るとき、隣り合う木材どおしが段差なく接合させることが必要です。これが意外と難しい。

自動かんなを通して板の厚みを均一にし接合しても、接着の際にわずかにずれが生じます。このドミノDF500を使用して板接ぎを行うとこの段差がほとんどなく見事な板が製作できます。
その上、中にチップが入っているので、ただボンドで「いも接ぎ」したのとは違い、経年で木材のねじれや反りが生じたときも接合面のずれや剥離は起こりにくいです。

この機械があれば、プロ顔負けの作品が比較的短期間で製作可能です。この工具、数年前から欲しかったのですが、結構高い工具なので二の足を踏んでいましたが、昨年、清水の舞台から飛び降りました。ついに購入しました。
人間欲しいものを買った時の喜びは、大人になっても同じですね。子供のころ欲しかった玩具を買ってもらった時の様に、宅配で配達されるのを今か今かとワクワクしながら待ったものです。
この工具は、接合個所の多い作品には、かなり重宝しますのでおすすめですよ。