書籍紹介No.3!「ル-タ-&トリマ-で本格木工」
今回は、木工作業で良く使用する「トリマ-」「ル-タ-」について書かれた書籍の紹介をします。
トリマ-・ル-タ-は、木工加工には欠かせない電動工具の一つです。一般的には、あまり馴染み無い電動工具ですが、その活躍場面は、多岐にわたります。
今回は、その「トリマ-」「ル-タ-」について、その使い方や使用に際する注意点などを詳しく取り上げています。
では、早速記事について見ていきましょう。
目 次「ル-タ-&トリマ-で本格木工」
目次を見ると本著書は、5のテ-マでまとめられています。
1:Study「本格木工の基本 道具の知識」
2:Techniques「本格木工への道 基本技能」
3:Woodworking「家具の製作」
4:Basic data「木工の基本講座」
5:Column「私の自作ジグ使いこなし術」
の5部構成です。中心は、1と2が大部分を占めています。
では、1:Study「本格木工の基本 道具の知識」ですが、トリマ-・ル-タ-をはじめ丸鋸など道具の使い方や注意点にふれ、作業時の心得を教えています。
電動工具は、軽い気持ちで取り扱うと命を落とす大怪我をしたり一生後悔する事故につながる可能性のある道具です。それを常に念頭に置き、その取り扱いには細心の注意が必要です。どのような危険があるのか、きちんと把握していればそのような事故を起こす可能性もかなり低くなり楽しい木工ライフを後押ししてくれる頼もしい道具になるでしょう。
ここで、自分が取り扱う道具にはどのような危険が潜んでいるのかを再度確認し頭に叩き込んでおいてください。
また、ここでは、木材についてもその種類や基本的な事について説明されています。材質や加工しやすさや色や硬さといったことについて勉強します。
本書は、トリマ-・ル-タ-について扱った書籍なので、刃先(ビット)の種類や加工に関してもここで勉強します。刃物形状やどのような加工が出来るのかについて参考にしてください。
2:Techniques「本格木工への道 基本技能」では、手作り冶具について勉強します。冶具は、加工時大変便利な物差し代わりになります。加工精度を上げ仕上がりを劇的に引き上げてくれる存在です。自分にとってのお気に入りアイテムを自作してみてください。
その他にも、板の接合(接ぎ合せ)方法や小箱の作り方、塗装に関するまで、多岐にわたりテクニックを掲載しています。
私は、この本を購入したのは、冶具づくりの掲載ペ-ジを見て購入しました。自分でも冶具を製作し今まで苦労していた加工を、何度でも同じ作業を精度良く繰り返すことができることから大いに参考にさせていただきました。
冶具は、アイデア次第で様々な物が存在します。冶具だけでも本一冊出来るんではないかと思うくらいです。皆さんもまずは、基本的な冶具製作からよりそれぞれの作業に特化した冶具を製作してみてください。
面白い冶具があれば、是非私にも教えてくださいね。
3:Woodworking「家具の製作」ここでは、実際の作品の製作過程をしょうかいしています。それぞれの技法や工法が線でつながるそんな記事になっていると思います。
紹介されている作品は、小さい引き出し付き本棚、丸テ-ブル、椅子が2種類、ライティング・ビュ-ロの5点です。寸法図や部材の数法が記載されたカット図も記載有りで、直ぐに製作が可能なようになっています。腕試しに製作してみるのも面白いかもしれませんね。
4:Basic data「木工の基本講座」では、設計やプランニングについてわかりやすく解説されています。また、引き出し一つとっても様々な組み立て様式があります。そうした、設計に関するバリエーションについてもここで図解を交えて解説されています。一般的な机や椅子の高さなど基本となる数字や設計の考えをここで確認してください。
5:Column「私の自作ジグ使いこなし術」このコ-ナ-は、各ペ-ジにちりばめられた木工作家の方の記事を掲載されています。
まとめ
私的には、この書籍の購入は、冶具の製作方法の部分に惹かれ購入しました。また、一般的にホ-ムセンタ-で取り扱いがないようなビットの紹介を通してトリマ-ひとつでこんな加工が出来るんだなっと関心しました。先端ビットの種類や加工方法・名称などを学ぶことによって、自分でネットショップなどで購入するようになりました。
本の内容としては、初心者の方でしたら目新しいことが目白押しそんな一冊だと思います。