ロフトベット製作(原寸大)開始!その①

前回は、ロフトベットの図面製作と図面をもとに、1/5モデルを製作するところまで行いました。

実際に形になると、当初の考えよりもこうした方がいいかなど,

いろいろ変更個所が出てきます。

これより先は、そうしたことも踏まえ実際の大きさの物を製作していきます。

製作手順

ロフトベットのパ-ツとしては、全部で9点からなります。各パ-ツを下記に書き出してみます。

パ-ツ一覧

・頭側に来るヘッドボ-ド

・脚側に来るフッドボ-ド

・サイドフレ-ム2枚

・すのこ2枚

・横方向の梁

・長手方向の梁2本

・床下スペ-ス設置棚板

上記、合計9点に各部接続用金具が入ります。今回は、まず頭部と足部のヘッドボ-ドとフッドボ-ドの製作から始めることにします。

今回製作のロフトベットは、床下を収納若しくは、生活スペ-スとして使用する為に床高になったベットです。

製作する物は、ヘッドボ-ドとフッドボ-ドは同じ形状になります。よって、同じものを2枚製作します。

製作に関しては、ドミノという電動工具を使用します。この工具は、簡単にホゾ組み加工を可能にしてくれる頼もしい工具です。

それがこれです。

加工は、こんな感じで加工した楕円穴に木製のチップをはめ込んでジョイントします。

この穴にチップを差し込みます。

これが使用するチップです。各種サイズがありますが、今回は、写真の左から3番目の8㎜×60㎜を使用します。

素人でもプロ並みの製作物が加工可能です。工具の仕様を理解できれば、複雑な作品も比較的簡単に且つ美しく製作できます。

写真の接合部も段差や目違いがほとんどなく綺麗に接合されています。要するに、中途半端な隙間が出ないという事です。気持ち良くピッタリと接合されています。

今回は、この工具を使用し製作します。

これが、ヘッド・フッドボ-ドの図面になります。接合個所はすべてドミノを使用しホゾ組み加工を行います。

形状が組みあがりましたら、トリマにて面取り加工を行います。使用ビットは、ボ-ズ面ビットの2分を使用します。角がR加工により丸く触れた感触が非常に柔らかい感じになります。

因みに、トリマとはこの電動工具です。

溝加工・面取り加工・象嵌加工など木工では、必需品と言っても過言ではない電動工具です。

次に、サイドフレ-ムの製作を行います。サイドフレ-ムは、これです。

同じように、加工を行います。

最後は、万力で締め付けて固定します。バイスは、これを使用しました。

締め付け力が非常に強く、且つ、万力の底面が平らになっているので、写真の様に床面に立ちます。クランプ個所を締め付ける部品に合わせて広げておけばそのままバイスのパイプの上に置いてハンドルを回してじわじわ締め付けます。作業が非常にしやすいバイスです。

サイドフレ-ムは、接合用のネジを受ける鬼目ナットM8サイズ×20㎜長さを使用します。

鬼目ナットには、打ち込みタイプとねじ込みタイプがあります。今回は、引き込む形で取り付けますのでねじ込みタイプを使用します。打ち込みタイプは、ネジを締め付けた際、抜ける恐れがあるため今回は使用しません。

鬼目ナット取り付け穴は、垂直に穴あけをする必要があるため、ドリルスタンドを使用します。本当は、ボ-ル盤などで穴あけ加工するのがベストですが、製作物が大きのでドリルスタンドを使用しました。

使用した工具はこれです。

比較的どこにでも精度よく下穴加工が可能です。

本日は、ヘッドボ-ドとフッドボ-ド、サイドフレ-ム2枚の製作までとし、次回でスノコを製作し、下部スペ-スに棚板を設置するための溝加工を行います。それらが完了できれば、いよいよ完成まじかとなります。

では、また引き続き作業がすすみましたら経過報告いたします。