箱状の物を製作し内部を「棚」として利用する方法
ここでは、お部屋の隙間や窪みにジャストサイズの棚を製作する方法として、箱状の物を製作しその内部を棚として使用する方法を紹介します。
イメ-ジ的には「本棚」です。始めましょう。
まず、一番簡単は方法として上記写真のような木枠を作成します。画像は、正方形の形をしていますが、皆さんが作成するときは、ご自身の納めたい隙間の寸法で製作してください。
高さ方向は、幅が同じものを上に重ねます。重なり部分の板と板は木ねじで四隅4か所を接合します。これで、上下の箱は互いに接合され一体化します。
このように分割して組み立てることで、大きな棚も一人で組み立てることができます。
では、組み立てた箱を隙間にはめ込んでみましょう。
はめ込みました。
違ったアレンジも試しにはめ込んでみました。
上記の箱には、背板がついていますが、背板は必要に応じて張り付けてください。必ず必要というものではありません。
・組み立て方法
上記参考例として掲載しました画像のような箱を製作するとき切断面が90度(直角)に切断されていることが重要になります。丸鋸やテ-ブルソ-といった電動工具をお持ちでない場合は、ホ-ムセンタ-のカットコ-ナ-で店員さんに綺麗に寸法カットしてもらいましょう。
私のよく利用するホ-ムセンタ-は、ポイント会員であれば10カットまでサ-ビスしてくれます。それ以上のカット数に関しては、1カット=30円でカットしてもらえます。お店によって条件はまちまちですが、それほど大きく違いはありません。お店で確認してみてください。
カットにお金がかかりますが、物は考えようで、例えば、鋸で800㎜の長さを手挽きで切断するのは結構疲れます。それが少なくとも4回以上行う必要があるとしたらどうでしょう。熱い日は、考えただけで疲れますね。面倒でかつ精度を要する寸法カットは、ホ-ムセンタ-の優秀な「パネルソ-」にお任せして組み立てに専念することをおすすめします。
カットさえ正確に行えれば意外と簡単に大きなものも製作可能という事です。
もう一つ、ホ-ムセンタ-には、電動工具の貸し出しサ-ビスがあります。一日数百円で電動工具を借りることができます。組み立てに際しては、「インパクトドライバ-」を借りると作業がスイスイ進みますよ。おすすめです。
では、次に板の接合方法についてお話しします。棚は、重量物を乗せる場合もあるので、板と板の継ぎ合わせも注意が必要です。
図をご覧ください。画像で紹介しました木枠を重ねて棚にする場合、底に来る面と天板の位置に来る面とでは組み方が違うのが図でお解りいただけますか。
天板は、両側面の板の上に乗っていますが、底の板は、両側面の板と板の間に挟まっています。これは、天板部分は、上に重量物が乗った際その荷重を両側面の板で受け、床面にしっかりと着いています。
では、図のBにあたる部分が、両側面の板と板の間に入った状態で木ねじ又は、木工用ボンドで固定されているだけだとすると、棚に乗せた重量は、すべて木ねじ又は、木工用ボンドで固定された接合面かかります。これでは、棚としての信頼度が著しく低下します。あまりに重い物を乗せると板が割れて崩壊します。経験済みです。よって、箱状の物を重ねて棚を作る際は、上に来る面(天板)は、必ず両側面の板の上に乗せ、上から木ねじでしっかりと接合してください。
重要なポイントを押さえて丈夫で強度のある「棚」を製作してください。