どんな種類の木材があるの?

木材と言ってもどれも同じ? ではありません。

硬い木・柔らかい木・水に沈む木・キラキラ光る木・黒い木・白い木・赤い木、選別しだすときりがありません。

ここでは、比較的手に入る木材を中心に見ていきます。

比較的手に入りやすい木材は、「ヒノキ」「スギ」「アカマツ」などです。これらは、ホ-ムセンタ-で購入可能な木材です。木工をやり始めると、これらホ-ムセンタ-で手に入る木材以外の珍しい材料を扱いたくなるものです。材料が変われば、同じものを製作してもまるで違う感じに仕上がります。すべての木材の紹介はできませんが、比較的よく見かける木材・家具や小物に使用されている木材で国産材を中心に紹介します。

・国産針葉樹

・アカマツ・・・マツ科。気乾密度0.42~0.62、重硬。水中では、耐久性がある。肌目は粗。

・アスナロ・・・ヒノキ科。気乾密度0.37~0.52、木材はやや軽軟、強烈な特徴的な匂いがある。よく水湿に耐える。ヒノキチオ-ルを含む。

・イチイ・・・イチイ科。気乾密度0.45~0.62、切削が容易で細工物に使用される。年輪の幅は非常に狭い。

・イヌマキ・・・マキ科。気乾密度0.48~0.65、針葉樹としてはやや重硬。保存性がよく、シロアリに対して抵抗性が高い。湿気に強い。

・カヤ・・・イチイ科。気乾密度0.45~0.63、やや重硬。水湿に非常に強い。シロアリに対して抵抗性が高い

・スギ・・・スギ科。気乾密度0.30~0.45、やや軽軟。肌目は粗、心材の保存性は中庸。天然物は少なく、ほとんどが人工林産である。

・ツガ・・・マツ科。気乾密度0.45~0.60、針葉樹材としては、重硬。成長が遅く、年輪の幅は狭い。肌目は粗、保存性は中庸。

・ヒノキ・・・ヒノキ科。気乾密度0.34~0.54、やや軽軟、肌目は精。仕上がると、美しい光沢があり特有の芳香がある。

・モミ・・・マツ科。気乾密度0.35~0.52、やや軽軟、肌目は粗。木材の耐久性は低い。

クリスマスツリーの木

・国産広葉樹

・アオダモ・・・モクセイ科。気乾密度0.62~0.84、やや重硬、肌目は粗、弾力性がある。かつては、テニスやバトミントンのラケットの材料にもされ、現在は野球のバットの材料として需要がある。

・アカガシ・・・ブナ科。気乾密度0.80~1.05、日本の代表的な重硬な木。保存性は、中庸。切削などの加工は困難な木材の一つ。

・イタヤカエデ・・・カエデ科。気乾密度0.58~0.77、やや重硬で加工の仕上がりは良好な木材。割れにくく丈夫。保存性は中庸。

・イヌエンジュ・・・マメ科。気乾密度0.54~0.70、やや気乾密度0.41~で切削加工はやや難、表面仕上がりは良い。磨くと光沢が出る。

・オニグルミ・・・クルミ科。気乾密度0.42~0.70、ほぼ重硬で肌目は粗。狂いが少なく靭性がある。切削加工は容易で表面仕上げは良好。

・カツラ・・・カツラ科。気乾密度0.40~0.66、肌目は精、保存性は低く、切削など加工は容易である。

・キリ・・・ゴマノハグサ科。気乾密度0.19~0.40、肌目はやや粗、国産材の中では最も軽軟。加工は容易である。

・クスノキ・・・クスノキ科。気乾密度0.41~0.69、やや軽軟で保存性は高い。乾燥の際、狂いが生じやすい。加工は容易若しくは中庸。

・クリ・・・ブナ科。気乾密度0.44~0.78、重硬である。よく水湿に耐える。重硬で強く、しかも保存性が高い。切削加工は難しい。

・ケヤキ・・・ニレ科。気乾密度0.47~0.84、重硬である。肌目は粗、成長が良いと光沢があり密度が高くなる。木材の強度は高い。

・シイ・・・ブナ科。気乾密度0.50~0.78、肌目は粗、保存性は低く、切削加工は難しい。やや狂いやすい。

・シラカシ・・・ブナ科。気乾密度0.74~1.02、日本産の木材では、最も重硬な物の一つ。保存性は、中庸で乾燥は難しい。

・セン・・・ウコギ科。気乾密度0.40~0.69、肌目は粗、年輪幅が広い物は密度が高く狂いやすい、年輪幅が狭い物は、密度が低いが狂いが少ない。保存性は低いが、表面仕上がりは良好。

・トチノキ・・・トチノキ科。気乾密度0.40~0.63、軽軟で保存性は、非常に低い。切削加工は容易で仕上がり面は良い。肌目は精で仕上げた材面はあ絹のような光沢がある。

・ブナ・・・ブナ科。気乾密度0.50~0.75、やや重硬で保存性は低く伐採後すぐに薬剤処理しないと変色・腐朽する。乾燥による狂いが出やすい。

・ホウノキ・・・モクレン科。気乾密度0.40~0.61、軽軟で保存性は低い。切削加工は非常にしやすく表面仕上がりは良好。製品の狂いは小さい。

・ミズナラ・・・ブナ科。気乾密度0.45~0.90、重硬で人工乾燥は難。加工は難しい。高級家具の材料によく使用される。

 

・ヤチダモ・・・モクセイ科。気乾密度0.43~0.74、年輪幅が広いとやや重硬で狭いと軽軟になる。切削加工は、中庸でヒラタキクイムシの被害を受けやすい。

・ヤマザクラ・・・バラ科。気乾密度0.48~0.74、やや重硬で肌目は精。木材の保存性は高く、加工は容易である。