書籍紹介No.4!「木工上達!継ぎ手テクニック」ドゥ-パ!特別編集

こんにちは!今回は、DIY好きなら必ず一冊は持っているシリ-ズから、「木工上達!継ぎ手テクニック」ドゥ-パ!特別編集を紹介します。

本の表紙はこんな感じです。黄色本シリ-ズです。

では、早速記事の紹介にうつりましょう!

目次を見れば・・・。

構成は、PART4までの4部構成です。この構成の他にも、今回の書籍のテ-マである「継ぎ手」に関する資料として、釘を使わない木組み模型51選という我が国日本の古来から受け継がれてきた組手の模型が写真で掲載されています。

では、本題の4PARTは、このようになっています。

PART1:家具作りのための継ぎ手「実践テクニック」

PART2:トリマ-を使った継ぎ手「実践テクニック」

PART3:継ぎ手を使った家具作り「実践マニュアル」

PART4:継ぎ手加工に役立つ便利ツ-ル&ジグ

の4部構成です。

組手や継ぎ手方法は、木工製品を製作するうえで必須の技術です。綺麗で丈夫な製品を製作することを可能にしてくれる技術という事でもあります。

皆さんが、普段使用する家具や雑貨は少なからずこうした技術が使用されています。

「技術」と先ほどから記載していますが、あまり難しく考えないでください。ごくごくあたり前な方法からちょっと手が込んだものまで様々です。

初心者も直ぐにできる手法が沢山あります。簡単にできてプロ並みの仕上がりを可能にしてくれるそんなグッツも存在します。

少しでも自作をお考えであれば、まずは手を動かしてみましょう!意外と簡単という事もありますから。

本題に戻して、PART1:家具作りのための継ぎ手「実践テクニック」このPARTは私が思うところ最も重要な項目だと思います。このPART1だけで初心者が学ぶべき木工の加工方法の多くを習得することができます。

「仕口編」「留め継ぎ編」「組手編」「接ぎ編」からなり、接合方法の基本と最もよく利用する技術を写真と図でわかりやすく解説されています。これを見ながら練習すれば何も知らない状態で適当に自己流を貫いた方より格段に速く出来前を向上させることが出来る内容になっていると思います。

ここで再度申しますが、これら知識をインプットした後は、実際に木材の加工をノコやカンナを使用して加工してみてください。初めのうちは、本の記載の様にはいかないかもしれませんが、手を実際に動かすうちにコツがつかめると思います。何事も練習です。

次第に、作品の出来も綺麗になると思います。私は、その過程が楽しくて木工に嵌ってしまったわけですがね。

PART2:トリマ-を使った継ぎ手「実践テクニック」では、電動工具を使用した加工方法の紹介ですが、「トリマ-」という電動工具を使用した加工方法です。

一般的な電動工具ではないかもしれない「トリマ-」ですが、その加工用途は多岐に及びます。それは、スピンドル(主軸)に取り付ける刃物の種類が豊富であることに起因すると思います。先端工具は、私も恐らく使用したことが無い物も存在するのではないかと思います。それだけ沢山あるという事です。

それだけ沢山の種類の先端工具が存在するという事は、裏返せばそれだけの加工がこの電動工具一台で加工できるという事でもあります。木工を本格的に始めようとお考えならインパクトドライバ-と電動丸鋸それと「トリマ-」も持っておく事をおすすめします。

このPART2では、トリマ-の基本知識と「大入れ継ぎ」「相欠き継ぎ」「ホゾ継ぎ」など加工でよく使用する方法を紹介しています。

電動工具は、加工の素早さと精度において素晴らしいパフォ-マンスを発揮してくれる頼もしい工具ですが、その裏返しで使用方法を誤れば非常に危ない工具でもあります。基本知識の部分でしっかりその特性や使用方法を頭に叩き込み、不慮の事故なるものに巻き込まれないよう自己防衛を徹底してください。

電動工具でケガをするとタダではすみません!!深刻な怪我をすることがほとんどです。その事故の多くが、「使用方法を知らなかった!」、「危険な使用方法で加工していた!」、「姿勢や体勢が悪かった!」など無知や慢心が引き起こしたといっても過言ではないものばかりです。木工ライフを楽しむために必ず必読してください。

PART3:継ぎ手を使った家具作り「実践マニュアル」では、PART1・2で学んだことを実際の加工を通してどのように使用されているのかを作品製作の中で紹介されています。実践編というわけです。

ここでは、「飾り棚」「小箱」「キ-ボックス」「フォトフレーム」「サイドテ-ブル」「椅子」「テ-ブル」

などの加工を紹介しています。ご自身でこうした物を作ってみたいとお考えの方は、参考になると思います。

最後にPART4:継ぎ手加工に役立つ便利ツ-ル&ジグでは、便利ツ-ルや手作りジグ・市販ジグについて紹介しています。

ジグ「冶具」は、加工の精度や再現性を飛躍的に向上させるために使用します。という事は、事故や怪我のリスクも低減しより次元の高い加工を可能にしてくれます。

ここでは、そんな「ジグ」の製作方法やその理屈や仕組みについいて説明されています。もちろん、製作方法も記載されています。

また、市販で販売されているジグも存在しています。工場で加工された物なので、寸法精度は抜群です。

便利ツ-ルでは、「スコヤ」「ケビキ」「ハタガネ」「コ-ナ-クランプ」といった基本的な道具から「テノンカッタ-」(丸ホゾを加工するツ-ル、電動ドリルに取り付け加工。自然木や角材の先端部を丸く削り丸ホゾを加工)などを紹介されています。

本書を通して「継ぎ手」に特化した内容になっています。「継ぎ手」「組み手」は接合方法の基本であり木工作品の強度や美しさを決定づける非常に重要な要素です。ここを確実に抑えることにより加工できるものが飛躍的に広がります。

自作の楽しみをより高次元でサポ-トしてくれる本書は、初心者や始めて日が浅い方の強い味方になると思います。

経験年数が長い方にとっても基本に立ち返り安全で確実な加工手順を確認することが出来るでしょう。