DIY木工の加工方法!(接合編:ホゾ継ぎ)
継ぎ手加工(ホゾ継ぎ加工) こんばんは、今回は「ホゾ継ぎ加工」を紹介したいと思います。
この技法は、木工製品を製作する場合大変よく使用する接合方法です。
建具・椅子・机・箪笥といった身近な家具には、そこかしこに使用されています。
この加工が出来ますと素敵な椅子も自分で製作加工できます。
この接合は、ホゾとホゾ穴からなり、ホゾがホゾ穴にしっかり差し込まれることにより接合します。
では、加工の方法に移ります。
:加工方法:
(図1-1:DIY series ドゥ-パ!特別編 木工上達!継ぎ手テクニック 引用)
1)ホゾの長さは、差し込まれる材料の2/3くらい入るのが基本です。
2)ホゾを切る角材の木口(切り口)に正確な墨線を入れる。ホゾの厚さは部材の1/3が基準ですが、このサイズのホゾ穴を掘らないといけないので手持ちの鑿の刃幅に合わせるとこの後の作業はしやすくなる。
3)角材側面にも墨線を入れる。正確に平行線を入れるためにケガキを使用すると正確な墨線が引けます。
4)クランプで角材を押さえて、木材の繊維を切る方向から始める。
5)次は、角材を縦に立ててクランプで固定し繊維方向へ切込を入れる。
6)出来上がったホゾは、ホゾ穴に入りやすいように角を金槌でたたいて丸くする。(木殺し)
7)ホゾの寸法を測り、スコヤとケビキでホゾ穴の墨付けを行う
8)ホゾ穴は、不要な部分を鑿で掘りますが、作業効率を上げるために、ドリルでホゾの長さ分を穴あけして後は、墨付けした線に沿って鑿で形状を整えていくように掘っていきます。
9)ホゾ穴が完成しましたら、ホゾをホゾ穴に差し込んでみて仮組を行います。この時、ホゾは、木槌で叩いて入るくらいのきつさが必要です。
10)ホゾ穴の閉まり具合がちょうどいいなら、木工用ボンドを再度ホゾに塗り叩き込みます。
これで、加工は終了です。