トリマビットの種類・加工方法(フラッシュトリムビット)

フラッシュトリムビットは、先端にベアリングがついた上記の写真のような形状のビットのことを言います。このビット、どういう使い方をするか以下説明したいと思います。

:使用方法:

フラッシュトリムビットは、写真のオレンジ部にベアリングが当たり、黄緑の側面をオレンジの側面までけずり面を合わせるときに使用します。

つまり、オレンジ部よりほんの少し(1㎜程度)出っ張っていたとします。この、1㎜を削ってオレンジ面と面を揃えたいとき、この「フラッシュトリムビット」を使用するという事です。

ベアリング経と刃物経が同じ寸法になっていて、写真のオレンジ部がガイドの役割をし黄緑面を切削し、面が揃うという事です。

このビットの最もポピュラーな使用方法は、メラミン樹脂を貼る際、母材より少し大きめに貼るあわせるので、その出っ張ったメラミン樹脂板をこのビットで削り母材と側面の面を合わせるときに使用するのが主な使用パタ-ンです。

このビット、アイデア次第でいろいろ使用できます。

例えば、テンプレ-トを作り切削物をテンプレ-トの形状にできるだけ近づけたものを用意し最終の形状調整をこのビットとテンプレ-トで行うと同じ形の物を多数加工が可能になります。

テンプレ-トは、加工物の下に敷き、ベアリングが当たる位置まで刃物を出し加工します。刃物は、板の厚み以上の刃長のビットを使用してください。切削は、1~2mm程度にします。一度の切削すると、キックバックを引き起こし大変危険です。

この加工は、終盤最後の形状出しの時に使うとよいかもしれません。