トリマビットの種類・加工方法

トリマビットと一口に言っても様々な種類のものがあります。この記事では、すべての種類を紹介することはできないので、刃物の加工用途に沿った形で紹介したいと思います。

では、はじめに紹介するのは、溝加工などに使用する「ストレ-トビット」と「スパイラルビット」について紹介します。

・「ストレ-トビット」

「ストレ-トビット」とは、写真のような刃物形状のビットで、主に溝加工に用います。

・溝加工は、木工作品にはよく使用する加工の一つです。例えば、棚板を受ける受け口の溝加工や引き出しの底板を受けるための溝加工などよく使用されています。また、トリマスタンドを利用するときは、ホゾ加工やホゾ穴加工にも使用します。組手などの加工にも使用します。アラレ組みは、よく箱ものや引き出しなどに利用されています。

(加工例:あられ組み)

ストレ-トビットには、溝加工の幅に応じて刃経に種類があります。最小が、3㎜・6㎜・9㎜・10㎜・12㎜・15㎜・18㎜・25㎜があります。記載の刃経以外の物もあると思いますが、近くのホ-ムセンタ-で手に入るストレ-トビットとすると恐らく上記に挙げた刃経の物がほとんどだと思います。

・「スパイラルビット」

「スパイラルビット」とは、らせん状に刃がついていてスム-ズな切削を目的としています。

上記写真は、実際の「スパイラルビット」ですが、同じようで違いがありますよね。螺旋の向きが逆ですね。前者を「アップカット」後者を「ダウンカット」と区別しています。

では、この「アップカット」「ダウンカット」で加工にどのような違いがあるのか。

「アップカット」は、木くずを跳ね上げるように排出し加工時手に伝わってくる感触は、軽く比較的軽快に作業かが可能だが、溝のフチにバリが出やすい。

一方、「ダウンカット」は、加工時手に伝わる感触は、重く感じる。そのため、軽快に作業という感じではない。しかし、溝のフチにバリが出にくく綺麗な溝加工が出来る。つまり、ダウンカットは、大入れ加工向きという事が言える。

まとめ

「ストレ-トビット」「スパイラルビット」共に溝加工がメインとなるが、くり抜きや部分掻き取るといった作業でも使用します。その時その時の作業によって刃物経を取り換え作業に適した物を使用しましょう。

最後に、トリマ使用時の基本(念のため、使用上の安全対策)

・切削物は、向かって左でトリマが右に位置するように対象物のフチを加工してください。

・一度の切削で削る深さは、概ね深さ3㎜までとし、一度に沢山削ろうとしない。(経験上、5mm以上刃を出すとキックバックを起こしやすくなります。)

上記に点は最低守って事故なく楽しい木工ライフを楽しんでください。