8人用机(完成編)No.6

遂に完成しました。タモ集成材の机4台!製作開始から、実に2か月程を要し遂に完成しました。

今回の製作品は、時にテ-ブル(椅子に座って使用)、時に座卓として使用できるように脚が交換できるようになっています。交換は、手締め出来るようにネジも取っ手を取り付け着け外しに工具無しで組み立てができるようにしています。

但し、テ-ブル仕様の時は、使用目的に応じてラチェットできっちり締め込めるように別でボルトとワッシャも用意しました。重量物を載せて行うような料理教室やイベントに使用するときは、ボルトにて完全に締め付けます。会議や会食程度の使用は、手締めの木製取ってがついたボルトで大丈夫!

製作してみて感想は、とにかく板自信が重いので裏返したり横にしたり向きを変えるのに苦労しました。また、タモ材は、木製バットにも使用できるとても硬い木材ですので、削る・切断するといった加工にも苦労しました。工具の刃こぼれ度は、パイン材より早いような気がしました。

また、同じ物を4台ですので、同じように製作すればどの脚をどの天板で使用しても取り付け可能の予定で製作しましたが、ここはやはり木材の性質上、それぞれの木目の違いで反りや捻りの方向が違い、結局脚に関しては、この天板にはこの脚というように番号を付けて区別しました。

4台有りましたので、A~Dで振り分け、脚は、A-1が天板向かって右脚、A-2が天板向かって左脚とし、テ-ブル用脚、座卓用脚にもそれぞれ左右の識別ができるA-1・A-2のシ-ルを貼り区別しました。これと同じように、B・C・Dにも振り分けを行いました。

また、テ-ブル時に使用する、天板下の梁もA~Dの記号を振り識別しました。

寸法:2000×750×360~700㎜ととにかくデカイ!重い。ですが、非常にどっしりとして見た目にシンプルであっさりとしたデザインに仕上がりました。

このテ-ブルで最大:大人8人掛けです。通常は、6人掛けです。これが4台ですので、最大32人のイベントも可能という事です。

通常は、最大24人で使用します。私の家にはでかすぎますが、これも知り合いからの依頼品につき先方の大広間には、丁度いい大きさの様です。

こんなテ-ブルを4台置いてもまだスペ-スがある広間、うらやましい限りです。

写真は、前回1台目が完成した時に撮ったものを使用しています。

そして、このテ-ブルを使用しないとき納戸に収納するらしいのですが、結構重い天板ですので倒れてきた時が心配で、天板スタンドも同時に製作しました。それがこれです。

天板四枚が、ここに収まります。あまりガタがあっては、スタンドの強度を上げないと支えられないので、スタンドの幅は天板の厚み90㎜の10㎜おおきい

100㎜幅にしました。そうすることにより、天板の重さの大半は、垂直方向にかかるので、スタンド隔壁には、さほどの荷重は掛かりません。且つ、見た目にも真っすぐ天板が立つのですっきりとして綺麗に収納できました。

また、各脚もテ-ブル用8脚・座卓用8脚合計16脚もありますので、それぞれ8脚づつ収納できるコンテナを作成しました。写真の左奥、掃除機の横にある木の箱です。これを、2箱製作しました。

今回は、製作本体であるテ-ブルとその収納時に使用する収納具も一緒に製作しました。よって、結構な時間を要しました。

ですが、完成して、綺麗にできたものを見るのは、いつも達成感があり気持ちの良いものですね。これで、依頼者が喜んでくれたらもっと充実感がアップしますね。では、今回はこの辺で失礼します。これからも、いろいろ気がついた物や依頼品が来れば製作していきたいと思います。では、また。