DIY木工!巨大本棚4台製作。暑い夏の奮闘記
こんにちは、今日は今年(2017年)夏に製作しました本棚を紹介します。この本棚は、知り合いに依頼され製作いたしました。
絵本や図鑑・雑誌に小説と本が増え収納に困っているということでお願いされましたが、当初は、ごくごく一般的な本棚をイメ-ジしていました。
お話を伺うと、とても大規模な本棚であることが判明!
ちょっと引きましたが、作れないことはないので暇もあって製作することにしました。
その本棚とは、これです。
でかい!とにかくデカイ。これを4台です。
寸法は、
・400㎜×900㎜×2150㎜が2台
・400㎜×1100㎜×2150㎜が2台 の計4台です。
:材 料:
・杉集成材(1820×910×24㎜)・・・6枚
・パイン集成材(4200×500×25㎜)・・・2枚
・Φ24丸棒(タモ材)・・・3本
・Φ10丸棒(ヒノキ)・・・6本
・各種金物(木ねじ・ロ-ゼットワッシャ・ジョイントボルト)
・塗料(えごま油・蜜蠟ワックス)
材料は、上記を使用し今回もカット図を基にホ-ムセンタ-にて部材をカットしてもらいました。
製作日数は、約10日です。
:製作の手順:
1日目~3日目(図面と材料調達)
今回もやはり最終の完成形のイメ-ジイラストを描き、その後棚間隔を決め大きさの寸法を決め、それを図面にし、寸法を図面に入れその図面をもとに、板のカット図を製作し、そのカット図を使いホ-ムセンタ-にて購入した木材をパネルソ-にてカットしました。
4日目~6日目(横幅1100㎜の本棚を組み立て)
まず、横幅1100㎜の本棚を組み立てました。
組み立ては、まず、本棚両サイドのはしごを組みます。
その梯子にトリマ-にて棚板が嵌るところに25㎜深さ3㎜の溝を入れます。
(通し追い入れ加工)
この時、棚間隔が左右で同じになるように冶具を製作し加工に利用します。
メモ
冶具・・・同じパタ-ンの加工や同じ作業を繰り返す場合、いちいち定規で墨線を入れなくてもすむように作る型または定規のような物。
溝加工が一通り終了すれば、組み立てです。
組み立てが終了すると、今度は磨きの作業に入ります。
磨きの作業時に、面取りも行います。角落としです。
メモ
木材をカットしたままの状態、切り口の直角が出ている状態だと、とがった面で手を切ることがあります。角は、必ずR加工し丸めます。
7日目~8日目(横幅900㎜の物を2台製作)
加工方法は、1100㎜と同じです。
9日目~10日目(塗装工程)
塗装は、乾性油の「荏胡麻油」と蜜蠟ワックスを使用します。
えごま油は、あまりギトギトにならない程度に木材に塗ります。この時、塗りすぎ
た油は、乾いた布で必ずふき取ってください。
荏胡麻油や亜麻仁油は、酸化して膜を作りますが、木材表面にベトベトに塗布したまま放置しますと、一応酸化して膜を張ったようになりますが、いつまでもべとつき感が残ります。余分な脂は必ずふき取り磨きます。
こうして、4台完成して、設置したのが、こんな感じに落ち着きました。
本棚と本棚は、ボルト6本にてそれぞれ連結しています。地震の時も倒れにくくなっています。