勉強机の御供!本棚製作!

こんにちは。本格的な暑さに毎日げんなりしてしまいますが、皆さん熱中症に注意してください。

前回、製作予定の記事であげました「本棚」製作開始です。

当初は、この暑さに秋以降に製作しようと考えていましたが、子供の学校やその他の書籍が増えたこともあり早急に本棚の拡張が必要になったことから、急遽製作納期の前倒しで製作になります。

以下製作手順を整理します。

製作手順

1:各部の寸法を決めラフなデザイン画を製作する。

まず、具体的に設置場所の確認とそこに置く製作物の寸法を決めます。大まかな寸法が決まれば、その寸法の範囲内で可能な棚配置やデザインを決まます。

今回は、本やノ-トが多いので書籍収納を最優先しその重さに耐えられる構造で製作します。

 

2:ラフなデザイン画より製作に必要な寸法を出し図面を製作します。

製作に入ると各部の部品を切り出さなくてはなりません。材料の無駄を少なくするために、図面を製作します。

これによりどこのどれだけの材料が必要になるかが具体的に割り出せます。それをもとに材料を購入し木目の向きや節の入り方などを見ながら木取りをします。

 

3:図面をもとに材料のカット図を製作

図面をもとに実際に使用する材料から部品カット図を製作し最小限の材料で製作できるように配置します。

 

4:各部の部品を切り出す

ここからは、実際の作業になります。ホ-ムセンタ-などで購入した材料をテ-ブルソ-や電動丸鋸でカットします。

カット図が製作できていれば、ホ-ムセンタ-でカットしてもらいましょう。1カット20円~30円でカット可能です。基本は、直線カットのみです。

ホ-ムセンタ-には、パネルソ-という大型の精密カットができる電動工具があります。早くて正確です。

 

5:切り出した材料の研磨と面取り

切出した材料は、予定の寸法まで研磨し表面を整えます。この時、穴あけやホゾ穴開けの部分の墨付けを行います。

 

6:仕口の加工

ドリルで下穴あけやホゾ穴開けを行います。また、ホゾの加工もここで行います。

 

7:組付け作業(組み立て工程)

ここまでで加工した部品をここで一気に組み立てます。組み立てる最中で面取りや各部の調整などもここで行います。

 

8:仕上げ

各部品が全て組み付き完成ですが、この後の塗装工程の仕上がりを良くするために、表面の研磨を行います。

ペ-パ-は#240で全体をペ-パ-掛けした後、#320又は#400で全体を指先で確認しながら毛羽立ちやザラツキを落としていきます。

 

9:塗装工程

ここまでくれば完成まであと一息です。今回は、塗料に荏油を使用します。全体に薄く塗布した後乾拭きで拭き上げ、今度は蜜蠟ワックスで表面をコ-ティングするように刷り込むように塗布します。最後に再び乾拭きで全体を磨き上げ完成です。

塗料に使用した油類は、乾燥までに24時間~最大48時間を要します。

 

以上のような工程を経て今回製作する本棚は、完成です。

では、実際の加工手順を別記事にて紹介しています。勉強机の御供!本棚製作!実践編