机とサイドボックスを自作してみた!(No.2)
今日は、前回紹介しました。PC机とサイドボックスの加工のポイントと使用材料について書きたいと思います。
今回の製作物は、比較的短時間でかつ加工スキルが高くなくても製作できる点が良いかなと思っています。
では、詳しく書いていきたいと思います。
今回の材料
パイン集成材1820×910×25㎜・・・2枚
パイン集成材1820×400×18㎜・・・1枚 を使用しました。
組み立て工程
まず、脚部ですが、本来は角材を使用し、「ホゾ加工とホゾ穴加工」で接合、又は「相欠き接ぎ」で接合といった加工が必要です。素人が、鋸とのみ・カンナで加工するのは難しいです。そこで、規格寸法がが決まっている材料を使うことによりのみやカンナ・鋸を使うことなく同じ加工を施したような状態を作ります。
上の図をご覧ください。材料の厚みが25㎜であることから組み合わせることにより
「相欠き接ぎ」を施したのと同じ接合方法になります。
木材と木材は、木工用ボンドと木ねじにて強固に接着されています。
次に、木材と木材を木ねじで接着する際、万力で締め付けて隙間ができない状態で木ねじを打ちます。
まずΦ10㎜程度のダボ穴ビットで深さ10㎜程度の穴を先にあけ、その穴の中に木ネジを打ちます。
ビス打ちした後は、ヒノキの丸棒Φ10㎜で栓をし鋸で根本付近で切断、紙やすりで磨くとこんな感じになります。
釘やねじの頭が隠れ、作品の見栄えが良くなります。
引き出しの加工について
引き出しは、引き出し用のレ-ルがホ-ムセンタ-で売られていますが、金具を使わなくても取り付けは可能です。
写真の様にトリマ-で溝加工したところに10㎜の角材を張り付けています。
ここに、引き出しの溝部が入りスライドします。
引き出しは、こんな感じに溝加工します。
今回の机の製作上のポイントは、こんなもんですかね。
次に、サイドボックスです。
サイドボックスは、中に棚板を設置して数段のスペ-スを確保できるようにします。
棚板を、初めから本体と接合しておくのも一つの方法ですが、のちに棚板の高さを変更したいといったときは、対応できません。
そこで、専用の金具を使用します。ホ-ムセンタ-の金物コ-ナ-に売られています。
向きが90度傾いていますが、このような金具を使用します。写真は、トリマ-にて深さ3mm溝幅12㎜の溝を加工しそこに金具をはめ込んでいます。
見た目が綺麗に見えます。この金具を利用すると棚位置を任意に変えることが可能です。これ、棚受け金具です。
次に、扉に使う金具で兆番があります。今回は、写真のタイプ(下の写真)を使用します。
このタイプの便利なところは、扉の傾きや本体との隙間を後から調整できる点にあります。
多少、扉の取り付けがまずくても金具で調整できるので便利です。
今回は、こうした材料を使用し、ホ-ムセンタ-であらかじめ材料のカットをしてもらうことにより、多品種の電動工具が無くても家具店で買ってきたような物を製作できます。
皆さんも、自分のオリジナルの木製家具を比較的簡単に製作してみませんか。
次回も、新作や過去に製作したものなど紹介していきたいと思います。